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夏の疲れが抜けない…それって「秋バテ」?薬剤師・鍼灸師が考える夏の終わりの養生と漢方
2026/8/26
8月も終わりに近づいてきました。
「最近、なんとなく身体がだるい」
「朝起きても疲れが取れていない」
「食欲が落ちて、胃腸の調子もいまひとつ」
「冷房の中にいると身体が冷える」
こんな不調はありませんか?
夏の間は元気に過ごせていても、暑さが長く続いた身体には少しずつ疲れが蓄積しています。
その疲れが夏の終わりから秋口になって表面に出てくる、いわゆる「秋バテ」を感じる方もいます。
今回は、夏の終わりに起こりやすい不調について、薬剤師・鍼灸師の視点から、漢方や日々の養生も含めてご紹介します。
夏は暑さそのものだけでなく、
冷房の効いた室内と屋外との温度差
冷たい飲み物や食べ物
暑さによる食欲低下
発汗
寝苦しさによる睡眠不足
など、さまざまな負担が重なりやすい季節です。
「暑いから」と冷たい飲み物や食事が続いていた方も多いのではないでしょうか。
東洋医学では、夏の終わりの不調を考えるとき、暑さだけでなく「胃腸の状態」や「湿(しつ)」にも注目します。
ここが漢方を考えるうえで、とても大切なところです。
同じ「夏の疲れ」でも、
Aさんは、食欲がなくて身体がだるい。
Bさんは、胃が重くて食べられない。
Cさんは、むくみや身体の重さが気になる。
というように、実際に出ている症状は人によって違います。
そのため、漢方薬も「夏バテだから全員同じもの」という選び方ではありません。
身体の状態や体質を確認しながら選んでいきます。
夏の不調に使われる漢方薬のひとつに、清暑益気湯(せいしょえっきとう)があります。
暑さによる食欲不振や全身の倦怠感、下痢、夏やせなどに用いられる漢方薬です。
Maika’i漢方でも清暑益気湯を取り扱っています。
ただし、
「夏に疲れている=清暑益気湯」ではありません。
たとえば胃腸症状が中心な
のか、冷えが強いのか、むくみがあるのかなどによって、検討する漢方薬は変わります。
「自分には何が合うんだろう?」という方は、自己判断で選ぶのではなく、ぜひご相談ください。

夏の間、冷たいものをたくさん摂っていた方の中には、
「お腹は空くはずなのに食べたいと思わない」
「少し食べただけで胃が重い」
「胃腸が弱っている感じがする」
という方もいます。
こうした場合には、胃腸の状態などを確認したうえで、六君子湯(りっくんしとう)系の処方などが検討されることもあります。
Maika’i漢方では香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)も取り扱っています。
漢方は商品名だけで選ぶのではなく、現在の症状、体質、服用している薬なども確認しながら選ぶことが大切です。
「なんとなく調子が悪い」という段階なら、まず生活を少し見直してみるのもおすすめです。
まだまだ暑い時期なので、無理にすべてを温かい飲み物にする必要はありません。
ただ、一日中キンキンに冷えた飲み物を飲んでいる方は、常温の飲み物や温かいお茶を取り入れてみるのもひとつです。
Maika’i漢方では、小太郎のしょうが湯も!

冷房の効いた室内で過ごす時間が長いときなど、温かい飲み物でほっと一息つく時間をつくるのもいいですね。
「夏バテだから栄養をつけなきゃ」と、無理にたくさん食べる必要はありません。
食欲が落ちているときは、お粥やスープ、お味噌汁など、食べやすいものから。
冷たい麺類だけで食事を済ませる日が続いている方は、温かい汁物を一品加えてみるだけでも、食生活を見直すきっかけになります。
暑い日はシャワーだけになりがちですが、冷房で身体が冷えている方は、体調に合わせて湯船につかるのもひとつです。
入浴時間を利用して、身体だけでなく気持ちもゆっくり休ませてあげましょう。
Maika’i漢方では、漢方だけでなく、鍼灸やよもぎ蒸しも行っています。
「漢方を飲んだ方がいいの?」
「鍼灸を受けた方がいい?」
「よもぎ蒸しでもいい?」
と迷われる方もいらっしゃいますが、最初からご自身で決めていただかなくても大丈夫です。
お悩みや体調を伺ったうえで、その方に合った方法をご提案しています。
もちろん、漢方と鍼灸を組み合わせることもできます。
「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い」
そんな小さな身体の変化を感じているときは、生活を振り返る良いタイミングでもあります。
夏の間に頑張った身体をいたわりながら、少しずつ秋の生活へ切り替えていきましょう。
Maika’iでは、漢方相談だけでも承っています。
「この症状なら何を選べばいい?」というご相談もお気軽にどうぞ。
伊藤 麻紀子
薬剤師・鍼灸師・ヨガインストラクター
Maika’i
漢方・鍼灸の両方の視点から、一人ひとりのお身体や生活に合わせたご提案を行っています。
※漢方薬は体質や症状、服用中のお薬などによって適否が異なります。記載した漢方薬がすべての方に適するものではありません。服用にあたっては、専門家にご相談ください。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、診断・治療に代わるものではありません。強い症状や長引く症状がある場合は、医療機関を受診してください。